Q&A|よくあるお問い合わせ

Q: 歯列矯正の流れや、診療内容がわからず不安です。治療方法や詳細について、事前に相談できますか?

A: 当医院では、初めて来院していただいた際、お顔とお口の中の写真をとらせていただき、モニター上で相談や質問を無料でお受けしております。お気軽にお越しください。

また、矯正治療はある程度の期間が必要となります。そのため、患者さまと歯科医師とのあいだに信頼関係がないと継続が難しくなります。患者さまとのコミュニケーションを大事に、インフォームドコンセント(説明と同意)をしっかり実施しております。

Q: 歯列矯正は、どうして時間がかかるのでしょうか?

A: 矯正治療とは、矯正装置によって歯に無理のない力をかけ、歯を顎の骨のなかで少しずつ移動させる治療です。無理やり移動させるのではなく、顎の骨の骨代謝を利用して正しい位置までもっていくため、時間がかかります。

患者さまご協力などにも治療にかかる時間は左右されますが、健康的な歯並びと美しさ手にできる可能性が高まります。一緒にぜひがんばっていきましょう。

Q: 歯列矯正は何歳から始めたらいいのでしょうか?

A: 永久歯がはえ始める6歳ごろから矯正治療を始めたほうがよい場合や、永久歯がはえそろう12~13歳ごろから始めたほうがよい場合など、症状によりさまざまです。歯列異常は、大きく分けると「骨格性」「歯槽性」「その両方」の3つのパターンがあります。

骨格性は、顎の骨そのものにズレやゆがみがある場合です。乳幼児期から明らかな咬合異常があったり、成長、発育に悪影響を及ぼす危険性のある場合は、骨の成長が終わらない10歳ころまでに第一段階の矯正をします。その後、永久歯がはえそろった所で第二段階の矯正をする場合もあります。

歯槽性は、顎の骨にズレはないのですが、歯の大きさに不調和があったり、不適切な位置、もしくはねじれて歯がはえてきてしまったりする場合です。

また、骨格性と歯槽性両方が原因の場合もあります。気になることや心配されていることがありましたら、おはやめにご相談ください。

Q: 歯並びが悪いとどんな困ったことがありますか?

A: 歯並びが悪いと、歯磨きなどのお口の衛生管理が難しくなる場合があり、そのため虫歯や歯周病にかかりやすくなることが多くなります。また、発音が不明瞭になることもあります。かみ合わせが悪く食べ物をしっかり咬めないため、消化不良を起こすこともあります。

その他では、歯並びが悪いことがコンプレックスとなり、思いっきり笑えなかったり手で口元を隠したりし、自分に自信が持てないなど精神的な問題が起こることもあります。

Q: 歯列矯正は何歳までできるのでしょうか?

A: 歯は何歳になっても動きますから、歯槽性の歯列異常の場合は、基本的には年齢に上限はありません。治療期間も、若い人とほとんどかわることはありませんが、治療のゴールは若い人と年輩の人とではおのずと変わってきます。矯正は本人の気持ちさえしっかりしていれば何歳でも受けられます。

重度の歯周病にかかっていたり、歯や歯肉の組織自体がもろくなっている場合は、矯正治療が困難、もしくはできないことがありますので、歯や歯肉が健康なうちに矯正治療を受けることをおすすめします。ですが、中には成長がない(大人の場合)骨格性の歯列異常の場合、矯正治療が困難な場合や、外科治療が必要となる場合があります。

Q: 子どものかみ合わせや歯並びをよくするには、小さいころからどんなことに気をつけたらよいでしょうか?

A: まず乳幼児のころから顎の発達を考え、よく噛む習慣をつけてやれることです。生まれたばかりの赤ん坊が乳を求める力は、大人が考える以上に強いものです。人工乳首(哺乳瓶)やペースト状の離乳食ばかり与えていると、自然に身につく飲み下す力が体得できないまま成長してしまいます。そうなると、大きくなっても正しく飲み込めなくなり、歯並びやかみ合わせを悪くする原因になります。

離乳食が終わったら、野菜のように繊維質の多いものや、おせんべいのようにちゃんと噛まなければ食べられないような歯ごたえのあるお菓子も与えましょう。またカルシウムの多い食品をはじめ、バランスのよい食事をさせることも大切です。インスタントや加工食品にはカルシウムの吸収をさまたげるリン酸が多いので、なるべく与えないようにします。

あとは生活習慣のなかで、へんな癖をつけさせないことです。指をしゃぶる、舌やくちびるを噛む、口をいつも開けている、鉛筆を噛む、頬づえをつくなどの癖は顎の発達、ひいては歯並びに大きく影響します。歯並びが悪くなってから、顎を丈夫にするためといって急に硬いものを食べさせるのは逆効果です。無理に硬いものを与えると、かえって顎の関節や筋肉を痛めてしまうことがあります。まずは顎や歯列の矯正をしながら、正しい噛み方を教え、噛む練習をつむことです。

また、呼吸も大事です。口で呼吸をしていると、歯並びのみならず体全体の不調和をきたすこともあるので、できるだけ鼻で呼吸するようにした方がよいでしょう。

Q: 歯列矯正の治療は痛いのでしょうか?

A: 痛みには個人差がありますが、一般的には矯正装置をつけたばかりの2~3日は、うずくような痛みがあります。これは歯に力が加わり、少しずつ動いているからです。これは、歯がしみるような神経性の痛みではありません。また、矯正器具の違和感になれるのにも、1週間程度の時間は必要でしょう。

矯正装置は4~6週間ごとに調整しますが、そのたびに多少の痛みを伴います。痛みといっても、耐えがたいほどひどいものではありませんので、あまり心配されることはありません。痛くてものを食べられない方もいらっしゃいますが、最初は無理をせずに軟らかいものを食べ、少しずつ普通の食事に戻していくようにします。気がついたら矯正装置が体の一部になるくらいに慣れる方がほとんどです。
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Q: 矯正装置をつけたら、どんなことに気をつけたらいいのでしょうか?

A: 1にも2にも、歯をよく磨くことがとても大切です。とくに、矯正装置のまわりは食べカスがつきやすいため、食べたらすぐ磨きます。食事をするたびに磨いてください。

また、あまり固いものをバリバリ食べないようにしてください。矯正装置がこわれたり、はずれる場合があります。装置はいずれはずすもの、それほど強く接着してあるわけではありませんから、装着中はあまり無理のない食事を心がけてください。食べ方を工夫すれば、ほとんどのものが食べられます。

Q: 歯並びが悪いと、美容上、どんな影響が出るのでしょうか?

A: まずリップラインが崩れてきます。笑顔をつくったときに、きれいな唇のラインになりにくくなり、横から見た美しいラインも描かなくなります。歯は顎の骨格とも関係が深いので、歯並びが悪ければフェイスラインにも影響を与えます。頬がモタッとして顔が大きく見えたり、顎がなくなったり、とあまりよくないことも多くなります。

フェイスラインの崩れ等の原因が、歯並びにあることに気付かれない方が多いことが、とても残念です。 口は顔の中で、もっとも動きの大きな部位です。それだけにもう少し歯並びにも目を向けてほしいと思います。歯を治すことでひっこんでいた顎が出てきたり、顔だちがシャープになることがよくあります。

Q: 前歯の1本は神経がありません。神経がなくても矯正治療出来ますか?

A: 矯正で歯を動かす時に大切なのは、歯の神経ではなく、歯とその周りの骨の間にある「歯根膜」という組織です。 ですから、神経のない歯でも、歯根膜が健康な場合は、歯列矯正はできます。

Q: 歯列矯正を始めたいと思っていますが、歯周病を患っています。歯周病でも矯正治療できますか?

A: 歯周疾患がひどい方でも矯正治療は可能な場合もありますので、まずは矯正歯科医院で検診の上、ご相談ください。 かみ合わせによっては歯並びを治すことで、歯周疾患が改善することが多くあります。大勢の歯周疾患の患者さまが歯列矯正をされていますので、条件さえ問題なければ可能かと存じます。治療によって歯周疾患が良好となる場合もありますが、逆に悪化する場合もあります。いずれにしても、歯磨きなどコントロールができていることが重要となります。

Q: 矯正治療に保険は使えますか?

A: 基本的には、矯正治療は保険の対象外です。ただし成人でも、口腔外科で手術を受ける前提の矯正なら、保険が認められます。たとえばかみ合わせが上下逆になった「下顎前突症(受け口)」と診断され、顎骨の切除手術を受ける場合、手術の前にあらかじめ術前矯正をします。この術前矯正には保険が適用される場合もあります。保険の適用は治療によって異なることがありますから、矯正歯科でよく聞いてみるといいでしょう。

Q: 取り外し式の矯正装置で治したいのですが?

A: マウスピース型カスタムメイド矯正装置で治療を行える場合があります。 一日の装着時間は18時間以上ということや、 適応症例があります。可撒式装置は、ブラケット矯正に比べて見た目や舌の違和感も少ないことから、当院でもお問い合わせの多い矯正法です。 適応症がありますので、全ての症例が治せるというわけではありませんが、一度ぜひカウンセリングにおこしください。

Q: うつ伏せ寝や横向き寝は、歯並びに影響しますか?

A: うつぶせ寝や横向き寝などを習慣にしていると、歯並びに悪影響を及ぼします。 それは成長期のお子さまはもちろん、大人の方にもいえることです。そして歯並びだけでなく、顔貌にも影響を与え、顔の非対称なども引き起こします。

Q: 子どもの歯の矯正について悩んでいます。相談はいつでもできますか?

A: 当院では、矯正相談は無料で行なっております。 お口の中を見せていただき、おおよそかかる時期や矯正の方法を無料相談でご紹介できます。より詳しく調べるためにはレントゲン、お口の模型、写真などの資料を取らせていただき分析します。資料採得後一週間後くらいに、一時間のコンサルテーションをおこない、治療計画をご説明いたします。 分析時の検査は料金が発生しますので、詳しくはスタッフまでお問い合わせください。